山梨市の万力公園から少しばかり北へ、笛吹川と山に挟まれた道路を抜けると、銀色の3連アーチが見えてくる。
1933(昭和8)年架設のタイドアーチ橋で、支間33.58m(1)。支承は3径間とも、左岸側がピン支承、右岸側がピンローラー支承(図-2,3)。鋼橋であるが、石製の親柱がきちんと設置されている(図-4)。橋の意匠に親柱が重要であったことをうかがわせる。
上流側に「亀甲橋歩道橋」が併設されている(鋼桁橋、昭和60年5月竣工)(図-6)。ちなみに、橋名板をみると、こちらは「きつこうばしほどうきょう」となっている。
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図-1:全景。
図-2:側面。
図-3:支承。
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図-4:親柱。
図-5:部材の様子。
図-6:歩道橋が並置。
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