浜離宮庭園の入口に架かる、充腹RCアーチ橋。観光に訪れる車がときどき通る以外はいたって静かだ。離宮へ向かう人達、出てくる人達がのんびりと歩いている。モータリゼーション以前の橋上はこのように穏やかであったろうと考えてみたりする。
意匠設計は、当時復興局土木部橋梁課の嘱託技師であった建築家山口文象。モダニズム建築家のデザインとはちょっと思えないが、離宮前ということで不本意ながら古典様式の意匠としたという(1)。
緒元(2) 橋長:46 m、幅員:21 m、竣工:大正15年
参考文献 |
(1) |
伊東孝、東京の橋 |
(2) |
土木学会、日本の近代土木遺産 |
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図-1:橋の側面
図-2:橋面の様子
図-3:橋脚
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図-4:要石
図-5:バルコニーの内側
図-6:袖柱
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