隅田川の最も下流にかかる。1940年(昭和15)年に開催される万国博覧会へのアクセスルートとして計画されたが、戦争の激化で万博は中止となり、橋だけができあがった。国威顕示のため当時の技術の粋が集められたという。
中央径間はハの字に開く跳開橋だが、自動車の通行を優先させ、1970(昭和45)年を最後に開くことはなくなった。両岸のタイドアーチは支間長が86 mと大きく(永代橋で100 m)、全体を見渡す光景は雄大である。
諸元(1) |
形式 |
ソリッドリブタイドアーチ、バスキュール式跳開橋
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橋長 |
246.0 m |
支間長 |
86.0 m+45.6 m+86.0 m |
幅員 |
22.0 m(車道16.60 m+歩道2.70 m×2) |
竣工 |
昭和15年6月 |
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図-1:全景。
図-2:左岸橋詰から。
図-3:上横構。
図-4:アーチ終端部。
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図-5:支承。
図-6:橋脚。
図-7:操作室。
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