内堀通りからお茶の水へと続く道路が、この錦橋で日本橋川を渡る。橋名は「錦町」に由来する。幕末、この近くで一色の姓を持つ旗本が2家あり、二色(にしき)から錦町の名がおこったという(1)。
3径間ブレースドリブアーチ橋で、両側の径間は半アーチになっている。架設から70年以上が経ち、ずいぶん痛みが目立つ。
諸元(2) |
橋長 |
33.750 m |
最大支間長 |
16.65 m |
架設 |
1926(大正15)年 |
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参考文献 |
(1) 千代田区教育委員会、千代田区の坂と橋(1975)
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(2) 土木学会、日本の近代土木遺産
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図-1:左岸下流側から全景を望む。
図-2:左岸側径間を上流側から。
図-3:左岸側の橋脚を下流側から。
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図-4:橋脚上部はテラスになっている。
図-5:親柱の頭頂部に埋めたられた痕が。
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