白山通りが内堀通りに出る直前に渡るのが一ツ橋。コンクリートラーメン構造の橋台を両岸からせり出して配置し中央径間に桁橋を渡す、ラーメン橋台橋とよばれる形式。この形式は施工中も舟運を確保できることや橋台後方の土地確保が不用なことから、速やかな建設が求められた震災復興期に多用された。
急を要する復興期とはいえ、橋台の石張りが重厚かつ緻密でしっかりとしたデザインに感じられる。
諸元(2) |
形式
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鋼桁橋のラーメン橋台橋
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橋長
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30.6 m
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幅員
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27.0 m
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竣工
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1926(大正14)年12月
(袖柱のプレートにも記載有り)
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施行主体
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復興局
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参考文献
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(1) 日本橋梁建設協会、日本の橋
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(2) 伊東孝、東京の橋
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図-1:袖柱。
図-2:左岸下流側から。
図-3:下流側の歩道。
図-4:右岸下流側から。
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