都幾川をずいぶん上流へとさかのぼった山間の集落にかかる人道橋。小振りなトラス橋で、華奢な造りが可愛らしい。橋門構上には橋名プレートがかかっているが、周囲を帯材で飾り付けているのが大げさで、これもまた良い味。来歴を知りたいところだが、橋歴版などが見つからず詳しいことは不明。
橋下には魚道があり、大きな淀みをつくっている。撮影当日は曇り空にもかかわらずたいへん暑く、地元の子供達がそこで泳いでいる姿も見られた。
◎追記(2004/09/23) 埼玉県教育委員会の調査報告書(1)によると、村民の寄付金を集めて大正14年に架設したとのこと。
参考文献 |
(1) |
埼玉県教育委員会、埼玉県の近代化遺産 |
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図-1:上流側から全景を望む。
図-2:右岸から。
図-3:左岸上流側から。
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図-4:右岸には昭和53年の塗装記録表。
図-5:左岸には平成10年の塗装記録表。
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