JR高瀬川橋梁  (たかせがわきょうりょう 高瀬川・長野県大町市) Back to List Back to Home

(最終更新日:2001/12/16)

 長野県松本市と新潟県糸魚川市を結ぶ大糸線。途中の南大町―信濃常盤間で高瀬川を渡る。1×コンクリート桁+8×下路式トラス+2×鋼桁の組合せで、橋長289.20m。

(a) コンクリート桁橋
 上り方向(川から見て右岸側)に、短いコンクリート桁橋がある(図-3)。下流側の桁側面に「1958-5」と書かれたパネルがはめこまれている。架設年月を示していると思われる。

(b) トラス橋
 もともとは九州鉄道(筑豊本線)の遠賀川橋梁に用いられていた100フィートトラス。設計はアメリカのクーパー、製作はイギリスのパテントシャフト社で1906(明治36年)製。これを1958(昭和33)年に転用したものである。(1, 2)

(c) 鋼桁橋
 堰堤から橋歴板をみることが出来る。下にそれを書き写すが、塗料で埋まっていて読めない文字がある(判読不明の文字は「■」とした)。

鐵 道 省
活省重E33 達540號
横河橋梁製作所東京工場製作
昭和六年 (示■橋1479)

■   ■
L;八■製■所   
■;淺野■■所■■部
■;淺野小倉製■所 

参考文献 (1) 日本の近代土木遺産(2001)
  (2) 鉄(かね)の橋百選(1994)
※穂高川橋梁の項で触れられている。

 

figure01
図-1:右岸下流側から。

figure02
図-2:鋼桁橋を下り方から。

figure03
図-3:上り方から。

figure04
図-4:100フィートトラス。

figure05
図-5:トラスの格点と支承。

figure06
図-6:床桁。

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